TRPG情報ブログ手記の裏 | ツール、シナリオ、用語解説

TRPGの中でも特にクトゥルフ神話TRPGを中心にシナリオ、セッションツール、作品、感想、考えたことなどをまとめていく趣味のブログです。

ダイスとは | 用語集

ダイス【だいす】

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 TRPGのダイス(サイコロ・賽子)は一般的な6面ダイス以外にも様々な形のものを使います。6面ダイス、三角形のピラミッドのような形をした4面ダイス、10面ダイス。そのほかにも8面ダイスや20面ダイスなどもあります。
6面ダイスは1つ以上使用するケースが多いです。遊びたいシステムを見て、どれくらいのダイスが必要か確認していくとよいでしょう。 
※物理的なダイスはオフラインセッションでは使用しますが、オンラインセッションには必要ない場合がほとんどです。
ウェブ上でダイスを振れるサイトや、アプリなどもたくさんあります。そちらについても後々まとめていく予定です。
 

クトゥルフ神話TRPGを遊ぶには?

ちなみにクトゥルフ神話TRPGでは10面ダイス(%判定用の色が違う物)2つ、6面ダイス2つ、4面ダイス1つほどまずは揃えておくと良いでしょう。ダイスは面やデザイン、素材などかなり種類があるため自分好みのダイスを見つけて購入することも楽しみの一つです。
上の画像のように、クトゥルフ神話風のダイスもたくさん発売されています。
 

ダイス判定の表記について

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判定をする際の表記方法は[ダイスの数]D[ダイスの最大数字]で表記します。
説明上面の数としていますが、サイコロで表現できる出目の最大値ということです。

 

(例)1D6

これは1つの6面ダイスを使用します。

(例)1D100

これは1つの100面ダイスを使用するという意味です。
ですが、100面ダイスのように、目の数字が多いものの場合実際に100個の面を持つダイスを用意することは難しいですよね。
クトゥルフ神話TRPG(CoC)で頻繁に使用する1D100ダイスは1〜10の値を決める10面ダイスと、10〜100の10きざみ値を決める10面ダイスを使っていきます。色などで区別をして投げていきます。
 

ダイス判定の用語

TRPGには、ダイスを振って判定の成否を決めるシーンが何回も出てきます。ダイス判定のことをダイスロール、ロール、○○ロールとも言います。○○ロールと言われたら○○の成否を判定するロールだということを覚えておきましょう。
反対の意味はチョイス(自有選択)です。ロールorチョイス(略称ROC)と言われた場合はダイスロールで決めても、自分で決めてもいいということを意味しています。
 

100「面」ダイス

実際に100面あるダイスというものは存在しますが、かなり球体に近くコロコロと転がっていってしまうのではないかと思ってしまうほどです。
こういう物をある程度遊んだ仲のいい仲間内でおもむろに取り出したらウケるかもしれませんが、判定がわかりやすい10面ダイス2個のほうが無難だと思います。

 

オンラインセッションの場合

オンラインセッションの場合は、物質的なダイスの制限を受けません。
どどんとふなどのTRPGを遊ぶためのツールでは、実際にダイスが振られるアニメーションが出てきますがそういったツール上での1D表記は1Dの後ろに何を入れてもランダムで数字が選ばれます。そのためどんな数字を入れても問題はありません。
ですが、オンラインセッションに慣れている方がシナリオを公開する場合はダイスの表記に注意が必要です。出た出目に足し引きをしたり出目を割って数字を調整するといった方法はありますが、それにも限界はあります。
ランダムな数字を出すための記号ではなく、オフラインセッションで使用するダイスに関わる表記だということも頭の片隅に置いておくと、どの環境で遊ぶ人でも遊ぶことができるシナリオができるかと思います。
 

ダイスと計算について

例えばクトゥルフ神話TRPG(CoC)では正気喪失(0/1D3)などの表記が出てくる場合があります。ですが、3面ダイスは物理的には存在しません。(どこかで存在しているかもしれませんが、今回はないとします)
こういった場合はダイスの数字を割ったり、足し引きをして考えていきます。
 

ダイスを割る場合

1D3の場合
6面ダイス出目の1/2(小数点以下切り上げ)を結果とする
1D2の場合
4面ダイスの1/2(小数点切り上げ)を結果とする
など…
 

出目を掛け算、ダイスを増やす場合

また、ダイスを二つ使う表記として2D6などの表記があります。
オンラインセッションでは入力欄に2D6と打ち込めば自動で計算をしてくれますが、オフラインセッションではダイスを2回振るまたは2つ同時に振るということを意味しています。
例えばとある技能に成功するとダイスが2倍になる。という表記があるとします。
「ダイスを」2倍と言われた場合はダイスの個数を2倍にすること、「ダイスの目」(またはダメージなどの結果を表す言葉)を2倍と言われた場合は結果を2倍にすることのため、この場合ですと1D6のダイス2倍は2D6となり、6面ダイスを2回または2個投げることになります。
 

ダイスの振り方 

そんなのわかるよ!と思う方もいるかと思いますが、ダイスの振り方について簡単な説明をまとめていきます。

ダイストレー

ダイスは手の上で軽く転がし、テーブルの見える位置に転がします。ダイスを転がすためのトレーが用意されている場合は、そこへ転がすように入れます。
トレーは金属製の物、木製の物、ボタンの取り外しで広げたり組み立てたりできる布や革製のダイストレーが多い印象です。

ダイスタワー

スペースが小さい場合はダイスタワーというものも使われます。

これは持ち込む人の好みや、スペースの問題が関係してくるためトレーを使用するかダイスタワーを使用するかは遊ぶ人によりますが、こういったものも存在しています。
ダイスタワーは、ダイスが人間以外の物によって転がされるため人の手による事故や故意のダイス操作の影響を受けず、幾つかのダイスを散らばらせず同時に転がすこともできます。
個人製作の簡単な箱型のものから、見た目も楽しい装飾が施された物、トランプ型やほかの製品を模したの変わったものまでいろいろなダイスタワーがあります。